火事やガス漏れ事故の心配がなく、安全性が高い
オール電化住宅とは、家庭内で使用する空調や調理、給湯といった熱源の全てを電気で賄う住まいのことです。このタイプの住居では、給湯設備にエコキュートや電気温水器、厨房機器にはIHクッキングヒーターや電気コンロを使用します。オール電化の一番のメリットは、何と言っても安全性が高いこと。電気しか使用しないため、ガス漏れ事故の心配もなく、火災のリスクも減らせます。特にIHクッキングヒーターは、調理器具の温度が高くなり過ぎた時に温度検知センサーが作動する仕組みになっているので、鍋を焦がす心配もありません。しかも表面が平らなIHは、サッと一拭きするだけで綺麗になるので、お手入れも楽です。電気コンロの場合、掃除に少し手間がかかりますが、手持ちの調理器具をそのまま使えるメリットがあります。IHのように専用の調理器具を買い揃える必要はありません。どちらにせよオール電化なら、光熱費は基本的に電気だけで済むので、家計の管理もしやすいでしょう。
オール電化は停電や災害に弱い！？
オール電化の欠点は、停電すると家中の設備が使用不能になることです。一方で電気は、水道やガスが止まった時と比べ、復旧するまでの時間が短いと言われています。また電気温水器には、常に一定量のお湯が貯蔵されているので、断水してもすぐに水がなくなることはありません。このように災害にも意外と強いこともあってか、賃貸物件の間でもオール電化住宅が増加傾向にあるようです。それも新築物件だけでなく、UR物件や、中古物件ながらもリノベーションでオール電化を取り入れているケースも見られます。家賃を抑えたい人にとっても、有力な選択肢になり得るでしょう。
千歳の賃貸物件の周辺に空港があることから、航空機の騒音が気になるところです。部屋探しのときは、窓が二重サッシによる防音措置がされているかなど、注意が必要です。
