狭小住宅のメリットとは

狭小住宅は、物理的に狭い、会談の上り下りが多くなるなど、デメリットが強調されがちですが、メリットもあります。まず、これから土地を探して住宅を建てる場合は特に、人気のエリアや住みたい場所で、土地の値段が高いところでも、狭小住宅であれば立てやすいのが利点です。便利な場所であれば、毎日買い物に行くことでストックを減らせるので、収納スペースをさほど作らずに済むかもしれません。

狭小住宅であれば、電灯もさほどいらず、冷暖房の効率もよくなるので、光熱費を押さえるのに役立ちます。利便性の良い場所であれば、車を持たなくても生活できるので、生活コスト自体を抑えられるかもしれません。空間が狭い分、掃除がしやすく、家事負担も減ることが考えられます。

狭小住宅の土地の生かし方と工夫したい間取り

狭小住宅を建てる場合、容積率いっぱいに家を建てたくなるものですが、敷地ぎりぎりまで立てないようにするのが良いでしょう。部屋の広さを確保したいという気持ちは理解できますが、敷地いっぱいに建ててしまうと、定期的に行う必要がある外壁塗装や外部のメンテナンスが困難になる可能性があるからです。間取りを工夫すると、狭小住宅であっても広く見せることができます。例えば、寝室などプライバシーが必要な部屋以外は仕切りを設けないことで、開放感を演出できます。天窓や吹き抜け、中庭などを設け、風や光を通せるようにするとよいでしょう。デッドスペースを収納にするなど、隙間空間の有効利用を進めるのも大切です。

狭小住宅を建てる際は水回りを近くに配置するなど、家事動線や生活動線に配慮することがポイントになります。

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